牧野信一 · 일본어
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원문 (일본어)
冬のお休みになつたら今年もまた兄さん達といつしよに赤倉のスキーへ行くことを、あんなに楽しみにしてゐたのに、いざとなつたら母さんが何うしてもあたしだけを許して下さらないのだ。 「お前さんはもう学生ぢやないんだから、そんな遊びごとに耽つてはゐられないよ。」 「今年はもう海水浴もお止めと云つてゐたのに夏のうち叔父様のところへ行つてゐる間にすつかり真つ黒になつてしまつて……それが漸く治つたかと思へば、またスキーだなんて、あの雪やけの色艶と云つたら!」 母さんは云ひかけて、烈しくかぶりを振つて、そして、とう/\、また、この田舎の叔父様のところに寄されてしまつた。 「満里子、今度といふ今度は一切もうお前は私の命令に服さなければならんのだよ。お前は何うも都会の悪風に大分かぶれてゐるさうなんだが、もつての他ぢや! 是非とも私の腕で、その悪癖を矯正して欲しい! とこれ、この通り……」 叔父様が示した父からの手紙を、チラリと見ると、まるで憤つたやうな筆太の達筆で――貴兄御飼育の鵞鳥と同様に……云々といふ文字が読まれた、その時のあたしの胸の中といつたら、あゝ、形容の詞も知らぬ、口惜しさも通り越して涙も出ぬ始
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牧野信一
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