中里介山 · 일본어
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원문 (일본어)
一 清澄の茂太郎は、ハイランドの月見寺の三重の塔の九輪の上で、しきりに大空をながめているのは、この子は、月の出づるに先立って、高いところへのぼりたがる癖がある。人に問われると、それは、お月様を迎えに出るのだというが、しかし今晩は、どうあっても月の出ないはずの晩ですから、茂太郎も、それを迎えに出る必要はないはずです。 天には星の数 地にはガンガの砂の数 大声あげてうたいました。 してみると、茂太郎は、星をながめるべくこの塔の上へのぼったものです。 茂太郎が、星をながめる興味は、今にはじまったことではありません。 「星は雨の降る穴だ」 と教えられた時分に、ふと清澄山の頂で、海の上高く、無数の星をつくづくとながめて、 「穴ではない、星だ、星だ」 と叫んだのが最初で、それからこの子は、天界の驚異のうちに、星の観察を加えました。 見れば見るほど、星の正体がこの子供には神秘にも見え、また親愛にも見え出して来たので、月を迎えに出るのを口実に、ほんとうは星の数をかぞえて帰ることが多かったものです。 もとより、この子は、天文の観察を、少しも科学の基礎の上には置いていない。 「あの星がいちばん光る」 とい
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