槙本楠郎
槙本楠郎 · japonés
Aun no hay traduccion. Solicita una para adelantar la fecha.
槙本楠郎 · japonés
Vista previa del primer parrafo
Original (japonés)
今日は、ひとつ、私の子供の時分――小学校時代のことを話しませう。私は八つから小学校へ上りましたが、その年が丁度「日露戦争」の終つた年でしたから、もうよつぽど古いことです。 その頃、私の村には小学校が二つありましたが、大きい方も小さい方も、どちらも尋常科だけで、高等科は隣村の町にしかなかつたのです。しかもその頃の尋常科は四年まででした。それで卒業なんです。 私の上つたのは小さい方の、「就徳尋常小学校」といふので、先生がたつた一人つきり、生徒が、一年から四年まで合せて五十人ほどでした。校舎も一つで、教室も一つきりでした。 カーン/\・カーン/\と、授業の始まるごとに合図の板木を叩くのは先生で、時には先生の奥さんが叩くこともありました。この学校には小使さんなんか居ないで、先生と奥さんとが二人の子供をつれて、いつも泊りこんでゐるのでした。 さあ、カーン/\が鳴つたといふと、みんな大急ぎに駈足で帰つて来ます。それもその筈、いつだつて、たいてい生徒は学校の庭で遊んでゐることはなく、大きな子供なんかは五・六丁も先の小山や、小川や、田圃道で遊んでゐたからです。あんまり遠くへ行つてゐるとカーン/\が聞え
槙本楠郎
Estado de la traduccion
En esperaInicia sesion para solicitar una traduccion.
Otros libros de este autor
Preguntas frecuentes
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
Lectura gratuita
Empieza a leer sin registrarte. Crea una cuenta gratis para más libros y funciones.