小川未明
小川未明 · 日本語
翻訳はまだありません。翻訳リクエストでスケジュールを早めることができます。
小川未明 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
毎朝きまって、二羽のうぐいすが庭へやってきました。 「お母さん、きょうもまた、うぐいすがきましたよ。」 正ちゃんは、ガラス戸から、こちらをのぞいていいました。 「餌をさがしにくるのです。」と、お母さんは、おっしゃいました。 「母うぐいすと、子うぐいすですね。」 「きっとそうでしょう。お山で生まれた子供をつれて、冬になったから里へきたのです。」 「かわいいな。」と正ちゃんは、見ていました。 うぐいすは、赤い実のなった枝に止まったり、また常磐木の間をくぐったりして虫をさがしながら、チャッ、チャッと、いって鳴いていました。 「ああ、もういってしまった。」と、正ちゃんがいいました。そのうちに、兄さんや、姉さんが、学校から帰ってきました。うぐいすの話が出ると、 「明日、うぐいすをとってやろう。」と、兄さんがいいました。 「そんなことをするもので、なくってよ。」と、姉さんが、いいました。 「上手に飼うと、三月ごろいい声で鳴くぜ。」と、兄さんが、いいました。 だまって、兄さんの話をきいていた正ちゃんは、うぐいすをかごの中に入れて、自分でかわいがって、飼ってみたくなりました。 「お兄さん、うぐいすをと
小川未明
翻訳状況
待機中ログイン後に翻訳をリクエストできます。
よくある質問
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
無料でご利用いただけます
会員登録なしですぐに読み始められます。さらに多くの書籍と機能は無料会員登録後にご利用いただけます。