小川未明
小川未明 · 日本語
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小川未明 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
「かずおちゃん、どうして なみだを だしたんだい?」 と、たろうさんが ききました。 「よしおさんと しげおさんが ひっぱったんだよ。」 「なんにも しないのに?」 と、きみ子さんが いいました。 「あそびに こいと いって、りょうほうから ぼくを ひっぱったのだ。」 「なあんだ、かずおちゃんが、いなかへ いって きて、めずらしいからだ。」 「いなかの おじいさんも いいけれど、とうきょうの おじいさんも いいな。」 と、たろうさんが いいました。 「おじいさんの ところへ、あそびに いこうよ。」 「ええ、いきましょう。」 おじいさんの おうちは、ちかかったのです。三人は かけだしました。 「おじいちゃま、あそびに きました。」 「よく きた。さあ おあがり。なんにも やる ものが なくて こまった。りんごが 二つ あるから、ちえだめしを して、よく できた ものに 一つ、あとの ふたりに はんぶんずつ やると しよう。」 「むずかしい もんだい?」 「いや、やさしい もんだいだ。おとうさんと おかあさんと、どちらが すきですか。」 いちばん 小さい かずおちゃんが、 「ぼく、おかあさ
小川未明
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