小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
遠い、あちらの町の中に、宝石店がありました。 ある日のこと、みすぼらしいふうをした娘がきて、 「これを、どうぞ買っていただきたいのですが。」 といって、小さな紙包みの中から、赤い魚の目のように、美しく光る石のはいった指輪を出してみせました。 ちょうど、主人の留守で、トム吉が手にとってながめますと、これほど、性のいいルビーは、めったに見たことがないと思いましたから、しばらく感心して、掌にのせてながめていました。 娘は、小僧さんが、なんというだろうかと、さも心配そうな顔つきをしていました。 (もし、これが、いい値に売れなかったら、病気の弟をどうしたらいいだろう。そればかりでない、明日から私たちは食べてゆくことができないのだ。) と、いろいろ思っていたのです。 「この指輪を、どこでお求めでございましたか。」と、トム吉は、たずねました。 すると、娘は、正直にその指輪について話したのです。 「それは、死なれたお母さんが、お祖母さんからもらって、大事になさっていたのを、お亡くなりなされる時分、指からぬいて、これはいい指輪だから、よほどのときでなければ、はなしてはいけないとおっしゃって、私にくださっ
小川未明
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