小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
二郎は、ある日、外に立っていますと、びっこの馬が、重い荷を背中につけて、引かれていくのでありました。 二郎は、その馬を見て、かわいそうに思いました。どんなに不自由だろう。そう思うと、達者な馬は、威勢よく、はやく歩いていくのに、びっこの馬はそれに負けまいとして、汗を流していっしょうけんめいに歩いているけれど、どうしてもおくれがちになるのでありました。 「このびっこめ、はやく歩け……。」と、その馬を引いている親方は、ピシリ、ピシリとこの馬のしりを打つのでした。 二郎は、ぼんやりと立って、それを見送っていますと、やがて、往来をあちらの方へと、遠ざかっていったのであります。二郎は、まだ六つになったばかりでした。 家に入ってから、兄さんや、姉さんに、今日、あちらの道をかわいそうなびっこの馬が通ったことを話しました。しかし、兄さんも、姉さんも、自分たちは、それを見なかったから、 「二郎ちゃんは、なにを見たんだか……。」といって、笑っていました。 二郎は、自分の見た、悲しい、哀れな馬について、よく兄や、姉にわからせたいと、いろいろにあせって、どもりながら、訴えましたけれど、相手にしてくれないので、
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小川未明
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