小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
北の国の王さまは、なにか目をたのしませ、心を喜ばせるような、おもしろいことはないものかと思っていられました。毎日、毎日、同じような、単調な景色を見ることに怠屈されたのであります。 このとき、南の国へ使いにいった、家来が帰ってまいりました。なにかおもしろい話を持ってこないかと、さっそく、その家来にご面会になりました。 「ご苦労だった。無事にいってこられて、なにより、けっこうのことだ。南の国王は、達者でいらせられたか……。」と、おたずねになりました。 家来は、長い旅をしたので、顔の色は、日に焼けて、頭髪は、雨や、風に、たびたび遇うたことを思わせるように、伸びて乱れていました。 「南の国王は、お達者でいらせられます。そして、毎日、愉快にお暮らしになっていらせられます。帰ったら、よろしく申しあげてくれいとの、お言葉でありました。」と、家来は、申しあげました。 北の国の王さまは、うなずかれてから、 「それは、けっこうなことだ。しかし、ほんとうに南の国王は、愉快に日を送って、おいでなされるか?」と、問いました。 家来は、両手を下について、 「毎日、それはそれは愉快に、日を暮らしていらせられます。南
小川未明
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