小野梓 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
本校の恩人大隈公、敬賓及び本校諸君、余の不学短識を以て職に本校の議員に列し、その員に加わるは、甚だ僭越の事なり。然りと雖、本校の恩人大隈公は余を許してその末に加わらしめ、校長・議員・幹事・講師諸君も亦、甚だ余を擯斥せざるものの如し。これを以て余は自から吾が不学短識を忘れ、妄りにその員に具われり。唯余や不学短識、本校に補う所なかるべし(否々)。然れども既に隈公の知を蒙り、又諸君の許す所となる余は、唯我が強勉と熱心とを以て、力をこの校に竭し、その及ばん限りは隈公の知に酬い、諸君の望に対うべし(拍手)。願くは、本校の恩人及び諸君は、余の不学短識を捨ててその熱心を取り、余をして知己の人に酬ゆるの一端を得せしめよ(喝采)。 余が本校の議員に列し、熱心と勉強とを以て、事に茲に従わんと欲せしものは、唯り隈公と諸君との知遇に感ぜしのみにあらず、蓋し又別に自から奮う所ありて然るなり。余は従来一箇の冀望を抱けり。その冀望とは他なし、余が生前に在って吾が微力を尽して成立せし一箇の大学校を建て、これを後世に遺し、私に後人を利するあらんと欲する、これなり。この冀望たる、余が年来の志望にして、毎に用意せし所なりと
小野梓
翻訳状況
待機中ログイン後に翻訳をリクエストできます。
よくある質問
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
無料でご利用いただけます
会員登録なしですぐに読み始められます。さらに多くの書籍と機能は無料会員登録後にご利用いただけます。