岸田国士
岸田国士 · 日本語
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岸田国士 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
芝居といふものを強ひて大勢に見せるものだと考へる必要はない。 或ることを云ふために芝居を書くのではない。芝居を書くために或ることを云ふのだ。 所謂「劇的」でない劇があつてもいゝ。所謂「小説的」でない小説があるやうに。 音楽を聴きに行くやうに芝居を観に行く人々――さういふ人々のために戯曲を書きたい。 芝居を観に行くのがいやになつたぐらゐで、芝居を書くことを止めはしない。 芝居を書くといふことのうちには、芝居を観る楽みも大方含まれてゐる。今日の舞台は――劇場は、俳優は――「昨日の戯曲」の為めに作られたものだ、と思つてゐてもいゝではないか。 ●図書カード
岸田国士
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