黒島伝治 · 일본어
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원문 (일본어)
砂糖泥棒 黒島傳治 与助の妻は産褥についていた。子供は六ツになる女を頭に二人あった。今度で三人目である。彼はある日砂糖倉に這入って帆前垂にザラメをすくいこんでいた、ところがそこを主人が見つけた。 主人は、醤油醸造場の門を入って来たところだった。砂糖倉は門を入ってすぐ右側にあった。頑丈な格子戸がそこについていた。主人は細かくて、やかましかった。醤油袋一枚、縄切れ五六尺でさえ、労働者が塵の中へ掃き込んだり、焼いたりしていると叱りつけた。そういう性質からして、工場へ一歩足を踏みこむと、棒切れ一ツにでも眼を見はっていた。細かく眼が働く特別な才能でも持っているらしい。 彼は与助には気づかぬ振りをして、すぐ屋敷へ帰って、杜氏(職工長の如き役目の者)を呼んだ。 杜氏は、恭々しく頭を下げて、伏目勝ちに主人の話をきいた。 「与助にはなんぼ程貸越しになっとるか?」と、主人は云った。 「へい。」杜氏は重ねてお辞儀をした。「今月分はまるで貸しとったかも知れません。」 主人の顔は、少時、むずかしくなった。 「今日限り、あいつにゃひまをやって呉れい!」 「へえ、……としますと……貸越しになっとる分はどう致しましょ
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黒島伝治
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