ゴーゴリニコライ
ゴーゴリニコライ · 日本語
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ゴーゴリニコライ · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
いや、まつたく、もう話には倦きてしまつた! あなた方はどうお考へかしらんが、ほんとにうんざりしてしまふ。あとからあとから話せ話せで、捉まつたが最後、とんと、逃げ出すことも出来はせぬ。ぢや、まあ、お話をするが、もう金輪際、これがほんとのおしまひですよ。さて、あなた方のお説では、人間の力で、いはゆる悪霊を制御することが出来る、と言はれるのぢやが、それあもう、無論のこと、よく考へてみれば、この世にはどんなこともあり得る……。だが、こればかりは、さう一概に片づけてしまふことは出来ませぬ。化生のものが一旦人を誑らかさうと見込んだからには、どこまでも誑らかさずには措かぬ。それあもう、金輪際誑らかさずに措くものぢやない!……さて、それに就いて、こんな話がある。私どもは兄弟、四人だつたが、私はその頃まだ、からたわいもない、やつと十一か……いや、十一にはなつてゐなかつたらうて。今もまざまざと憶えてゐる。私が四つん這ひになつて駈け出して、犬の真似をして吠えた。すると親爺が首を振りながら、私を呶鳴りつけたものだ。こりや、フォマ、フォマつたら! もう嫁を貰つてもええ齢をして、お主はまるで驢馬の仔みてえな、阿房
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