佐藤春夫 · 일본어
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원문 (일본어)
現代は科学の時代であるという。それは已にその通りである。だから宗教などは不必要であるかの如く説く者があったら、大間違いであろう。科学には科学の領域があって、宗教は科学の支配する世界ではないからである。科学が兜を脱いだところから宗教がはじまるからである。科学は人間の生理と病理とを支配してはいるが霊魂は支配していないからである。心臓や神経の作用についてはよく説明する科学も霊魂というものの存在は全く知らない。そうしてそれ故に科学は霊魂を無しと断定する。何でも知らないものは無いとうぬぼれている人間が、自分の知らないものを無いときめてかかってしまうたぐいである。この種の心驕りの極みに達した者に対しては宗教は全く縁なき衆生として度し難きを歎ずるのみである。全く「おろかなる者は世に神なしと言へり」とバイブルにあるのも、この同じ意味であろう。宗教は人間の理智の無力で頼むに足らぬことを知るところから発足するのである。この困惑を経験しない人間は大馬鹿である。そうして大馬鹿の欲しがるものは金や名誉や世俗の幸福だけである。それで気のすむ人にはなるほど宗教の必要はあるまい。世は科学の時代ではあろう。しかし科学の
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佐藤春夫
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