土井晩翠
土井晩翠 · 日本語
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土井晩翠 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
「雨の降る日は天氣が惡い」序 土井晩翠 本書の表題は今から七年前、昭和二年の正月以降數ヶ月に亙つて月刊誌『隨筆』紙上に寄稿した私の隨筆のそれである。劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから、こんな題を付けて見た‥‥』と該誌一月號に書いた。こんな書物を刊行するといふ考は初めから無かつたのだが、高楠正男さんに是非ともと曰はれたので、遂に公刊することにした。書名も同君が『是が面白い、かうして出さう』と曰はれたので、之に從つたのである。 『現代佛教』誌上に『隨筆と醉筆』といふ題で、又『隨筆と日誌』といふ題で一昨年の九月號(第九年第九十六號)以來時々書いた漫談的なものが本書の大部分を占めてゐる。 古い處では『日本及び日本人』に載せた『アルプス山首先の登攀』(大正七年=一九一八)また同誌上(大正十年=一九二三)の『苦熱の囈語』などが本書中に收められてゐる。 『中央公論』(昭和三年二月號)の『夏目漱石さんのロンドンにおけるエピソウド』又今は廢刊だが博文館の月刊誌『朝日』(昭和四年五月號)の『青春時代の高山樗牛』も序だから本書中に收めた。 自分の事を曰ふのは恐縮だが、讀者諸君の寛恕を願つて書く――
土井晩翠
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