渡久山水鳴 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
銅色の工夫等は 「くわつと」輝く夏の日を 背中にうけつ十数人 えいや声してほそ長な 轆轤にかけし石砕器 高くおとせば、水煙―― 四方に雨ふり――魚死せり。 見よまたかなた住吉の 岩にひそます、恐ろしき、 ダイナマイトの導源に 妖の火つとふ荒男―― 見る、見る、岩は砕かれて 自然の富もほろびゆく。 いざひとめぐりやすまんと 木蔭に集ひ仰向きに 身を横たふる荒男ども。 滅びゆきたる数々に 代ふべき石にいたづらに 入江に高く堆かれて 人は夕にあこがれぬ。 ●図書カード
渡久山水鳴
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