中野鈴子 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
突然に 真夜中の一時五十五分に呼吸を断たれた 五十一年を生きた人 あなたは生まれた 比類ないものを持って 満ちあふれた輝き あなたは出て立って行った じゅうたんを蹴って 素足のまま むき出した心臓を 荒風の中に 額を打つ嵐の中へ…… 一すじに 一すじに あなたの剣は 敵の胸板にキリキリと深く あなたの火の言葉は 目つぶしの灰となって彼等の上に…… あなたの選ばれた言葉は ひらめきのように したたりのように 若いたましい やわらかいたましい 傷ついたよごれたもの 年老いて衰えたもの 働く力を持っているもの 持っている力を奪われたもの 全人民の胸に泌みた はげしく 鋭く やさしく しずかに 極限の高さに身をもやした人 おお そして もはや 今日の言葉を聞くことができない 再び あなたは書かない あなたは再び書かない 明日につづく この 虚偽 苦痛 はずかしめ おお そして あなたは再び書かない ●図書カード
中野鈴子
翻訳状況
待機中ログイン後に翻訳をリクエストできます。
よくある質問
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
無料でご利用いただけます
会員登録なしですぐに読み始められます。さらに多くの書籍と機能は無料会員登録後にご利用いただけます。