牧野信一 · 일본어
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원문 (일본어)
私は、マールの花模様を唐草風に浮彫りにした銀の横笛を吹きずさみながら、 ……………… おゝ これはこれ ノルマンデイの草原から 長蛇船の櫂をそろへて 勇ましく 波を越え また波と闘ひ 月を呪ふ国に到着した ガスコンの後裔 ……………… と歌つた。 節々をきざむ私の指先が、花模様の笛に反射する月の光りのうへに魚となつて躍つてゐた。――明る過ぎる月夜の街道であつた。笛を吹く私のシルエツトが、あまりはつきりと地に描かれてゐるので、もう一人の合奏者が私の先に立つて水を渉つてゆくと見られた。月は一体、どのあたりに歩みを停めてゐるのかと私はいぶかふて、なほも切りに笛を吹きながら後ろの空を見あげたが、空はたゞ一面に涯しもなく青白く明るみ渡つてゐるだけで月のありかを指差すことは出来なかつた。さかさまに懸つて空を踏んで行く――私は、空を行く悦びも地を踏む悲しみも知らぬ月の光りの如き涯しもない永遠の夢心地で、おもむろに歩みを速めて行つた。朦々と明るみ渡つた煙りの縞瑪瑙に畳まれた長廊下を――。 たつた今私は、務め先の魚見櫓の台上から、望遠鏡を伸して村里の様子を眺めて見ると、橋のたもとにある一軒家の私達の居酒
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牧野信一
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