槙村浩
槙村浩 · 일본어
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槙村浩 · 일본어
전문
원문 (일본어)
彼は越知の狭い町はづれの小作兼自作農の家に生れたそしてこんな南国の山麓の息子たちがそうであるように十八の彼は嶺を越え花崗岩のはすに削られた灰青色の岬の燈台をぐっと海のはてに斜めに回転させそして戸畑の炭坑にスコップをとった
彼は間もなくたくましい労働組合の一員だった彼の上にはすぐれた同僚今村恒夫氏がいた彼等の突撃隊は耳朶の後にピストルを聞きながら断崖のきりぎしを駆け下り坑道に集会を組織したこんな時彼はいつも面と向って誰ひとりに顔をそむけなかった
運動は苦しくブルジョアジー三井は、彼の健康と職業を奪い先輩今村を頼って、彼は上京した古い同僚は真赤な顔をしてどなりつけた―――地方の部署を知れ!彼ははっきりその一語を耳にしめたそして彼はその夜東海道を西え帰ってきた高知、小工業の多い変りばえのせぬ故郷彼は紙のような白けた病体を抱えながらこの部署にぴったりくっつこうと決意した
一九三二年二十の彼は××(1)青年同盟員だった天×(2)は特製の高知紙をそなえつけた彼の寝室へ、有名な少年××を徴発し政府は満州え高知の労働者農民を徴発した―――日本交通運輸労働組合高知支部。青年同盟、×(3)フラク彼はこの中で地味な地鼠のようにすばらしい活動をした動員令下の地下作業がどんなに困難なかは×(4)フラクと軍隊細胞のみが知っている!逮捕と脱走―――彼は上海の塹濠でカーキ色の軍服を着、日本製の軍帽の下で黙々と仕事をした×(5)動と飢えた不満のニュースは全線からとび/\に彼等の耳に入ってきた彼のグループの射撃した機関銃は前哨線から向うでは決して×(6)え×(7)ばなかった!
一九三三年かつてこんな苦難な、だが健全さがあくまでも強いられねばならぬ時代があったろうか鎮圧された×(8)動の軍隊と根こそぎ吹きさらそうとした嵐の部署の間に彼はふしぎなほどすばやいイニシャチーブをもち若い、ほんとに元気な同僚たちと共に粗雑な地床の下で、根こそぎ活動をつゞけた嵐と嵐が、育ちはじめた「工場」を頭から叩きのめそうとする時×(9)は工場細胞のたゞ中からはじめて高知地方の大衆の面前に姿を現わし巧みな技巧をもって組織の糸を各産業に伸ばした
決死の誓約が彼等の間に交わされていた苦難期の×(10)員は死をもって組織の秘密の前に絶対緘黙を守らねばならぬ!ありとあらゆる拷問が、あらゆる野蛮な形式で行われた死の拷問場と呼ばれた高知と高岡署の階上で官憲は数人にほとんど致命傷を負わせ二人の有能な労働者を奪い去った彼等は斃れた――同志古味はそれをまのあたり見た仮死と、熱病のような衰弱が彼を牢獄え運び去ったそれは奇蹟だった死の誓約の中で、彼は耐え守り、そして生きていた彼は麻縄の食いこみ、みゝずばれのした腕をさすりながら暗い密房に寝転び新しい任務と、切り離された組織とについて考えた
それは困難無比な職務だった腐敗した指導者の裏切りは、暴風のように戦線を揺り動かしていた彼と彼の同僚のなしたような死と、誓約の遵守が、たゞこれのみが、あの渦巻く大衆の不信任をとりかえしたのではないかだがこゝには何とゆう残された重任があることだろうちらばった部署、おの/\の工場の底にくすぶりこもうとする戦いの火そして絶ち切られた獄中で敢死の決意と、誘惑えの没落とがこんなにも奇妙に交叉しあんなにも火花をちらした、剛くなな弾圧に対する戦術の柔軟性がこんなにも問題になっていた時期があったろうか死んだ同志に対して、彼は生きている!同志古味はそれを決定せねばならなかった彼の若々しい眉には、その後長く消えぬ苦心の皺が深く、深く刻まれていた彼は×(11)支部のキャップだった!拷問と監禁の鉄鎖の中で獄中の通信は実に苦難だった狭い窓を見た秋晴れの空はこんなにも青いだが鉄柵と、きびしい警備の隊列とは連絡された自由と青春とをこんなにも奪っているではないかしかしそれはあくまでもなされねばならぬ彼は蒼ざめた衰弱が紙よりも白くなるまで苦慮しそしてそれをなしとげた!
それはたゞ死と革命が最後の断案を下しうる協定だった牢獄細胞はそれを決定した柔軟な非妥協が、公判廷でとらるべきだった一切の責任は在獄の古い同志たちが負うであろう狭い、そして若々しい芽のつみとられがちな地方で、どれだけの譲歩がなされねばならなかったかは細胞のみスパイと物好きを交えぬ、真の組織内のものゝみが正に知るであろう―――それは大都市でない!苦肉の戦術は、たゞ踐んだものゝみが知るであろう
彼は金の貴重さをよく知っていたあの多忙な地下の部署で飢えた獣のようにかっさらわれた一匹の瘠せた猫が彼等の食膳のすべてであった時組織は彼に休暇を与えたそんなにも彼は疲れ、鉱山病と栄養不良のため衰えていた彼は黙って、見知らぬ農村にもぐった彼は彼の全休暇を農業労働にさゝげたその賃銀は上部組織と彼の同僚の飢えに、なけなしを支払った不屈な、生き残った同僚が拷問部屋からまっすぐに彼を訪れた時そして公判について弁護士をつけるように彼をすゝめた時彼はきっぱり言った―――その金はどうか組織に使って下さい! 彼は唇を噛んだ鋼鉄のような同志は眉を曇らせた彼は金の貴重さを知りすぎるほどよく知っていた!
絶対暗黒が天×(12)によって準備された剣と拳銃とに囲まれた彼とその同僚はこの密室で天×(13)とその資本とを裁いた彼は辛うじて同僚を虎口から脱せしめ彼自身に全責任を負って下獄した柔軟な非妥協の効用とその限界について同志古味はどんなに苦心したことだろう
一九三四年真冬の監房は氷のように寒かった新来の同志古味を加えて監房細胞は牢獄の地下にしきつめられた氷床をたゝきわって、伸びて行った転向と裏切りの苦難期を彼等は果敢な突撃隊を組織した全×(14)牢獄闘争の細胞は、科学と人力の限りをつくして果敢無比な×(15)獄闘争を敢行したそれはコンミュニズムの進軍だった×(16)は聡明な頭脳を持っていた―――それは巧妙な機関と天×(17)の工作局を×(18)の専門部に掠××(19)する才能を心得ていた「労働者に告ぐる険悪な反動と弾圧期における絶対非転向宣言」牢獄細胞はそれを起草した×(20)の信任の維持とフラクの拡張天×(21)の監獄部屋の組織とアヂプロえそしてこの苦い、だが心から愉快な闘争の先頭に同志古味はあいかわらず立っていたそれは秋、革命十八周年記念日―――ばら/\に砕けようとする嵐の平原にふぶきたつ南方の情熱をもっておゝ「×××××(22)、×(23)獄闘争委員会高知班」が結成されたのは!
同志古味と同じ部×(24)に、私は数年間働いていた沈潜した情熱と、しぶとい粘着さとを彼は温和な容貌の下に秘めていた彼は南方の代表的なボルセヴイキの一つの型だった私は彼と同じ空色の軒の下に暮して牢獄の窓から窓に、同志の挨拶を伝える燕の歌を聞いたいま内と外に私達は分れ病床にこのペンを握りながら昔の軒から帰って行くもっと南方のもっと若々しい燕の歌に耳傾けようとするそして思う、いくたびか頓挫した×(25)獄闘争を内と外にいまかたみに築き上げようとする私らを
誰がこの困難無比の時代に労働者の利益のために最も正しい道を選んだか―――壁に頭をうちあてるようなこの時代にその一つの例を私は示した同志古味峯次郎南方のボルセヴイキ無名の、だが非凡な彼の中にわれ/\は何とゆう労働者のつきせぬ、暖い情熱を学ぶことだろう
―一九三五・九・二〇―
(1)共産 (2)皇 (3)党 (4)党 (5)暴 (6)敵 (7)飛 (8)暴 (9)党 (10)党
(11)党 (12)皇 (13)皇 (14)党 (15)脱 (16)党 (17)皇 (18)党 (19)奪 (20)党
(21)皇 (22)日本共産党 (23)脱 (24)署 (25)脱
●図書カード
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