亀井勝一郎 · 일본어
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원문 (일본어)
私の大和古寺巡礼は、まづ夢殿に上宮太子を偲び奉り、ついで法隆寺、中宮寺、法輪寺、薬師寺、唐招提寺、東大寺をめぐつて、最後はいつも新薬師寺で終るのであるが、これで飛鳥白鳳天平の主なる古寺はひととほり歩いたことになる。私は数年来これをくりかへしてきた。そのあひだに古寺や古仏に対する自分の態度にも様々の変化があつたし、さういふ心の起伏については随時述べてきたが、こゝでもう一度いま私の抱いてゐる感慨をまとめて述べておきたい。それは他の古典にも通ずるであらう、云はば私の懐古の態度である。決して新しい見解ではない。既に解決したと思ひこんでゐる問題や、わかりきつたこととして顧みずにゐるやうなことをも、幾度も心に問ひ質して、つねに初心者の気持を失ふまい、絶えず発心する者でありたいといふのが私の願ひなのだ。新薬師寺を最後にみて、南大門を後に宿へ帰る道すがら、私の思ふことはいつもこの一事である。以下そのための覚え書である。 * すべて古典や古寺に接するとき、我々はまづそれが現代に何の役に立つか、その実際的な意味を問はうとしがちである。大和の古仏の美しさは誰しもみとめるであらう。しかしさういふ美しさや崇高な
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亀井勝一郎
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