相馬御風 · 일본어
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원문 (일본어)
今年は雪の降り方が非常に少く、春の來方のあまりに早かつたのにひきかへ、高い山々の雪の消え方は何だかあまりぐづ/\し過ぎてゐるやうである。今私が二階の南向の書齋の窓から眺めてゐる山々もまだ麓まで眞白である。白馬や蓮華などの今頃なほ眞白なのは例年のことであるが、左手に見える雨飾岳が、今頃なほ裾まで深い雪に包まれてゐるやうなことは、ちと變てこである。 里はもう綿入では暖か過ぎるのに、山々はまだ三月末頃の白さである。机に向つて坐つてゐる私は晝寢でもしたいやうな體のけだるさを覺え、肌の汗ばみをさへ感じてゐるのに、遙かに相對してゐる山々はほんのりと霞みながらもまだ冬さながらの粧ひである。 しかもさうした眞白な山々を背景にして、庭松の梢の新芽が既に一尺以上も空に向つて伸び、松の花は今四五日もすれば花粉を風に煙らせるのであらうと思はれるまでになつてゐる。春の來かたが早かつたのは嬉しいが、何となくあわたゞしくもある。東京に住んでゐた頃は、毎年晩春初夏に於ける風物の推移のあまりあわたゞし過ぎるのに氣をいら/\させられたが、此の春はこの北國でそれを感じさせられてゐる。しみ/″\と行く春のさびしさを味ふのは寧
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相馬御風
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