徳田秋声 · 일본어
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원문 (일본어)
或夜中に私は寝所について、いくらか眠つたと思ふ頃に、又人騒がせな余震があつたとみえて、家中騒ぎだした。私は夢心地にこの地震を感じたに違ひなかつたが、どのくらゐの強さで初まつたかを、感ずるほど微細な知覚は働いてゐなかつた。私は今度の大地震を経験する前から、時々坐つてゐる尻の下で、大地が動もするとゆら/\と揺いでゐるやうな気のすることが屡であつた。勿論それは私の神経が微弱なために、自身の体の無意識な揺ぎを、さう感じたり、又は病的な中枢神経から来る軽い眩暈のやうな種類のものに過ぎないのだらうと思はれたが、しかし矢張り大地が始終動いてゐるやうな気がしてならないのであつた。或地震学者は臆病になつた市民が、科学の智識がないために、徒らに余震におびえて戸外へ出て寝てゐたのを非文明だと言つて嗤つてゐるが、大地が揺ぎつゞけに揺らいでゐた当時では、粗末な建物のなかなぞに、迚も安住してゐられないのも無理はなかつた。その上悠久な地球の生命について、わづか三千年やそこいらの経験しかもたない我々の智識が、果して何程の権威をもつことができやうか。勿論我々はそれでも結構生きて行かれるには行かれる。生の不安と恐怖が、生
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徳田秋声
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