大町桂月 · 일본어
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원문 (일본어)
牛經 大町桂月 牛も鳴き狐も鳴きて別れ哉 古原第一の名妓と謳はれたる花扇、千思萬考すれども、解する能はず。終に閉口して、なじみの龜田鵬齋を呼び寄せて、之を問ふ。鵬齋打笑ひて、そなたは振つたるよな、人もあらうに、蜀山人を振るとは、さて/\殘念なることをしたるものかなといふ。振つたりと聞きて驚き、蜀山人と聞きて、猶更驚き、膝を進め、腰を搖がして、その故を問へば、牛は何と鳴くぞ、もう/\、狐は何と鳴くぞ、こん/\。初會に振られたる故に、もうこん/\とて、裏を返さざるなりと言はれて、うれしや、句の意は分りたり。蓬頭粗服、風采あがらざる一老書生なりしに、それを蜀山人とは、如何にして知り給ふぞと問へば、凡そ天下ひろしといへども、今の世、蜀山人ならで、かゝる句を咏み得るものあらむやと言はれ、吉原第一も今日限りと、齒をくひしばり、わつとばかり泣き伏す。 水莖の跡うるはしき一片の玉章は、牛と鳴き、狐と鳴きし蜀山人を吉原に呼び寄せぬ。桃と櫻を兩手にもちて、どちが桃やら、櫻やら、右に鵬齋先生、左に蜀山人、天下の風流はわが一身に集まれりと、小さき鼻うごめかしけるが、蜀山人の書き殘したる一筆、※の字を何と讀むぞ
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