大町桂月 · 일본어
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원문 (일본어)
思へば夢に似たる哉。われ十九歳の時、仙臺なる叔父を訪はむとて、東京より徒歩したることありき。音に聞きつる白河の關の跡は白河にあるものと思ひしに、白河に至りて、始めて南方三里の外にあることを知りぬ。さらばとて南湖を經て訪ねゆく。岐路あれども、問ふに家なく、人なし。時は午を過ぎて、空腹に堪へず。漸くにして一壯漢の來たるに逢ふ。髯鬚長く垂れて、眼光人を射る。やれ嬉しやと路を問へば、『棚倉街道なり、古關の蹟へは、後戻りせざるべからず』といふ。里程を問へば、『三里もあらむ』といふ。『その途中に飮食店ありや』と問へば、『無し』と云ひつゝ、『一體君は何の目的にて旅するぞ』と問ふ。『仙臺まで行く身なるが、一寸立寄りて、白河の關の跡を訪はむとするなり』と答ふれば、『この文明の世の中、而も君の如き青年の士が、古跡めぐりでもあるまじ。活きたる豪傑を訪へ』とて、その人の名を教へ、その居る處をも教へ呉れたり。さらばとて、引返したるは、世にも意氣地なかりし哉。 三十年後の今日、來りて南湖に滯留するほどに、圖らずも、白河の川崎旭溪、其の子と共に、自から進んで東道の主人となりて、余を導く。藤田生も共にす。旭溪二瓢を携
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