牧野信一
牧野信一 · 일본어
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牧野信一 · 일본어
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원문 (일본어)
大正八年の秋頃、今実業之日本社に居る、たしか浅原六朗君から、今度、今年学校を出た連中のうちで、同人雑誌を発行することに決つたから、君も加はらないか、と誘はれた。下村と君しか僕は知らないんだから変だな、と私はたしか言つたのである。まつたく私は早稲田時分その二人しか自分のクラスでは話した者はなかつたのだ。それも、私は何時も後の方の席に坐つて居て、彼等も多分その近所に居たので、学校で時々顔を合はせるだけだつた。私の当時の友達は、当時私より一級下の鈴木十郎と、一級上の柏村次郎だけだつた。その二人とは随分親密に往来した。柏村はその時分からゲーテに没頭しはじめて、今独逸に留学中である。鈴木は読売新聞に勤めて居る。学校時分に一等懐しいのは、そして今も同じ文学的友達は、恐らくその二人だけだらう。――で、私は浅原から同人雑誌に誘はれた時すぐに返事は出来なかつた。そんなことを始めるのなら柏村や鈴木と行動を共にするのが当然だつた。だが、柏村と鈴木は直接には交友はなく、各々別々の周囲を持つて居た。ともかく私は二人にそれ/″\相談したのである。実際でもその前に彼等と一緒に雑誌をはじめやうといふ話はあつたんだが、
牧野信一
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