福永信 · 일본어
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원문 (일본어)
丸一日続いた沈黙が破れた。「見えます。ああ見えた。見えてきましたよ」と言った。「冷たい。水だな、これは」と言った。言ったのは超能力者である。日本語だったことに皆驚いた。「流れています」と流暢な日本語で続けた。驚きは声にはならなかったが、次に、ははあ川かと誰かが口走って慌てて別の誰かにふさがれた。近くで、あるいは遠巻きに全部で十一、二名ほどの人々が取り囲んでいた。昨日、「何が見えるんですか。坊やは無事ですか。今どこにいるんでしょうか」と女が思わず声をあらげてしまい、肩をゆすってしまい、この超能力者のやる気を完全に喪失させてしまったのだった。昨日はそのためそこでおひらきとなり、温泉へ連れてゆき、ご機嫌を取らなければならなかった。通訳も雇っており一日のびればその分だけコストがかさむので事務局はやきもきしていたようである。さて今日になり、超能力者は昨日と同じ椅子に座り、皆を遠ざけて、目を閉じた。お香が焚かれて皆をリラックス空間へと導いた。長い沈黙が始まり、すでに触れたがその沈黙が丸一日続いたのである。そしてさっき、見えましたとようやく口を開いたわけだった。それが日本語だったことに皆が驚いたこと
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福永信
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