折口信夫 · 일본어
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원문 (일본어)
人間惡の創造 折口信夫 若い頃、よく衆生の恩など言ふ語を教はつたものだが、その用語例に包含させては、ちよつと冷淡過ぎる氣もする。併し誰でも讀んで居り、又その中の何分の一かゞ、ちよつとも讀まないでゐて、而も讀んだ世間から押しよせて來る知識によつて、一體の智慧の水準の高まつてゐると言ふことは珍しく言ふ程のことはない。明治以後さういふ影響を殘した書物を數へ立てれば、きりもないが、その十種には入らなくても、最讀まれた五十種位に數へなければならない程、日本人の心にひろがつてゐる「知識の書」がある。こなんどいるのしやあろつく・ほうむずだと言つても、恐らく餘程の頑固人でない限りは、快くうけ入れるだらう。愛讀者の中には、之を「選書十種」の中に入れる人もゐるに違ひない。私などが、ろくすつぽふ讀めぬ力で、僅かの原書を辿つたり、譯書で讀んだほうむずは、もう四十年或はもつと前の記憶になつてしまつてゐる。 此頃延原氏本によつて、すつかり忘れてゐた老先輩にめぐり遇つた樣な喜びを與へられてゐる。これに同感を表しておいでの同年輩の方も、多いことゝ考へる。かういふ風に、舊相識の書の復習を樂しんでゐる私には、漠としたもの
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折口信夫
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