木下夕爾 · 日本語
全文
原文 (日本語)
台所の片隅から吹いてくる
あの風ももう秋だ
白い皿の
新豆腐のようにおどろきやすいこころよ
裏の林にきて
しばらく夕焼をながめている
川瀬の音
秋風の音
子どものために
わくら葉ひろつてふところにする
わくら葉にも美しい夕焼がある
もう走り穂がかぞえられ
みちばたにこぼれ生えの刀豆も
青い莢を垂れている
一列にうす紅い実がならんでいる
●図書カード
木下夕爾
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