グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
みなさん。このおはなしは、うそみたいですけどね、ほんとうのおはなしなんですよ。わたしは、このおはなしを おじいさんからききました。 おじいさんは、はなしてくれるたびに、いつもいつも、こう いっていました。 「こりゃあな、ぼうや。まちがいなく、ほんとうのはなしなんだよ。こうよりほかには、はなしようがないんだからな。」 ところで、その おはなしというのは、こうなんです。 秋の、ある日よう日の 朝のことでした。ちょうど、そばの花がまっさかりでした。 お日さまは、空たかくのぼって、あかるく かがやいていました。朝風は、きりかぶの上を あたたかく ふいていました。ひばりは、空で 歌をうたい、みつばちは、そばの花のあいだで、ブンブン うなっていました。 村の人たちは、よそゆきをきて、教会へでかけました。 こうして、生きているものは、みんな いい気ぶんになっていました。はりねずみも、やっぱりいい気もちでした。 はりねずみは、じぶんの家の、戸のまえにたって、うでぐみをしていました。朝風にふかれながら、気もちよさそうに、ちょいとした歌を、口のなかで うたっていました。歌がうまくても まずくても、そんなこ
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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