グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
むかし、ある男に七人のむすこがありました。けれども、むすめはひとりもありませんでした。それだけに、この男はむすめをたいそうほしがっていました。 そのうちに、おかみさんのおなかが大きくなって、子どもが生まれそうになりました。やがて生まれた子どもは、待ちにまっていた女の子でした。 この男はどんなによろこんだかしれません。けれども、子どもは小さくて、やせこけていました。そして、からだがよわいため、すぐにかりの洗礼をうけさせなければなりませんでした。 おとうさんは、男の子のひとりをおおいそぎで泉にやって、洗礼の水をもってこさせようとしました。すると、ほかの子どもたちも、いっしょにかけていきました。そして、みんなが競争で水をくもうとしたものですから、つぼが手からすべって、泉のなかにおちてしまいました。 みんなはぼんやりつっ立ったまま、どうしていいかわかりません。そして、だれひとりうちにかえろうとはしませんでした。 おとうさんは、いつまでたってもだれもかえってこないので、いらいらして、いいました。 「きっと、またあそびにむちゅうになって、用事をわすれちまったんだな。しょうのないやつらめ。」 そのう
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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