グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
むかしむかし、ひとりの仕立屋さんがおりました。仕立屋さんは三人のむすこと、それから、ただ一ぴきのヤギをもっていました。 ところでこのヤギは、そのお乳でみんなをやしなっていたのですから、よいえさをもらわなければなりません。それで、まい日草原へつれだしてもらいました。むすこたちも、じゅんじゅんにこの役めをやっていました。 あるとき、いちばん上のむすこが、それはそれはみごとな草のはえている墓地にヤギをつれていって、草を食べさせたり、そこらをとびまわらせたりしました。 やがて日がくれて、家へかえるころになりましたので、いちばん上のむすこは、 「ヤギや、おなかはいっぱいかい。」 と、たずねました。 すると、ヤギはこたえていいました。 おなかはいっぱいだ もうひとっ葉もいらないよ メエ メエ 「それじゃ、うちへかえろう。」 と、むすこはいいました。 それから、むすこはヤギのつなをつかんで、ヤギ小屋のなかへつれていき、そこにしっかりとつなぎました。 「どうだな、ヤギはえさをたくさん食べたか。」 と、年とった仕立屋さんがたずねました。 「ええ、ヤギはおなかがいっぱいで、もうひとっ葉もいらないんですって
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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