グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
ある粉ひきの男が、だんだん貧乏になりました。そして、とうとうしまいには、粉ひきの水車と、そのうしろにはえている一本の大きなリンゴの木のほかには、なにひとつないようになってしまいました。 あるとき、粉ひきが森にはいって、たきぎをとっていますと、見かけたことのない、ひとりのおじいさんが粉ひきのところへやってきて、 「おまえは、なんでそんなにほねをおって木を切っているのだね。おまえが、水車のうしろに立っているものをわしにくれると約束すれば、わしはおまえを金持ちにしてやろう。」 と、いいました。 (それは、あのリンゴの木のことにちがいない。) 粉ひきはこう考えましたので、 「いいですよ。」 と、こたえて、その知らない男に証文を書きました。 すると、その男はあざけるようにわらいながら、 「三年たったら、またきて、わしのものをもっていくぞ。」 と、いって、それなりどこかへいってしまいました。 粉ひきがうちへかえってきますと、おかみさんがむかえにでて、いいました。 「どうしたんだろうねえ、親方。いったいどこから、お金がだしぬけにうちんなかへはいってきたんだろうねえ? そこらじゅうの箱が、きゅうに、み
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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