グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
ネコがネズミと知りあいになりました。ネコはネズミにむかって、これからきみをうんとかわいがって、なかよくしてあげるよ、と、さかんにうまいことをいいたてました。それで、とうとうネズミは、ネコとおなじうちにすんで、いっしょにくらすことを承知してしまいました。 「だが、わたしたちは、冬になってもいいように、用意をしておかなくちゃならないよ。さもないと、ひもじいめにあうからね。」 と、ネコがいいました。 「ネズミくん、きみはそこらじゅう、むやみに歩きまわることはできないだろう。ネズミとりにでもひっかかるとこまるものねえ。」 このしんせつな忠告どおりにして、ふたりはヘット(料理につかう牛の脂肪)のはいった小さなつぼをひとつ買いこみました。でも、そのつぼをどこへおいたものか、どうもふたりにはよくわかりません。それで、長いこと考えぬいたあげくに、とうとう、ネコがこういいました。 「こいつをしまっておくのにいい場所といったら、まず教会のほかにはないだろうよ。あそこなら、まさかぬすみだすやつもいまいからね。祭壇の下においといて、入り用なときがくるまでは、手をつけないでおくことにしよう。」 これで、つぼはだ
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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