グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
むかし むかし、神さまが、まだ じぶんで、この世の中を、あるきまわっていらっしゃったころの おはなしです。 そのころは、こくもつが、今よりも ずっとずっと よく みのりました。麦のほも、五十や六十 ばかりではありません。四百も五百も ついていました。なにしろ、くきには、麦のつぶが、上から下まで びっしり ついていたのです。くきが ながければながいほど、それだけ、麦のほも ながかったのです。 ところが、人間というものは、あんまり ものがたくさんあると、神さまが おめぐみをくださることも、つい わすれてしまいます。ありがたいとも おもわなくなって、いいかげんな かるはずみなことをしてしまいます。 ある日のことです。女の人が、子どもをつれて、麦ばたけのそばを とおりかかりました。子どもは、とんだり はねたりしていましたが、そのうちに、水たまりにおちて、ふくをよごしてしまいました。 すると、お母さんは、よく みのっている うつくしい麦のほを、ひとつかみ むしりとって、それで、子どものふくをふいてやりました。 ちょうど、神さまが、そこをとおりかかりました。このようすをごらんになると、 「これから
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