グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
むかし、あるところに、おかみさんに死なれたひとりの男と、だんなさんに死なれたひとりの女とがおりました。この男には、ひとりのむすめがありました。女にもひとりのむすめがありました。むすめどうしはおたがいに知りあいでした。 ある日、ふたりはいっしょに散歩にいったかえりに、女のほうの家へよりました。すると、女が男のほうのむすめにむかっていいました。 「いいかい、あんたのおとうさんにこういっておくれ。わたしが、おとうさんのおよめさんになりたいってね。そうすりゃ、あんたにはまい朝牛乳で顔をあらわせてあげるし、ブドウ酒ものませてあげるよ。といっても、うちのむすめには水で顔をあらわせて水をのませておくけどね。」 むすめはうちへかえって、女のいったことを、そのままおとうさんに話しました。すると、おとうさんはいいました。 「どうしたもんだろう。よめをもらうのはうれしいことだが、そのかわり、苦労もあるからな。」 おとうさんは、どっちとも心をきめかねましたので、とうとう、じぶんの長ぐつをぬいで、いいました。 「この長ぐつをもってくれ。こいつには底に穴がひとつあいている。こいつを屋根うらべやにもっていって、大き
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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