グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
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グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
あるところに、ひとりの男がおりました。男には、ひとりのむすめがありました。このむすめは〈りこうもののエルゼ〉という名まえでした。 さて、このむすめがすっかり大きくなりましたので、おとうさんはおかあさんにいいました。 「もうむすめをよめにやろうじゃないか。」 すると、おかあさんはこたえました。 「ええ、およめにもらいたいっていう人がきましたらね。」 やがて、遠くのほうから、ハンスという人がやってきて、エルゼをおよめさんにもらいたいといいました。ただ、このひとは、りこうもののエルゼがみんなのいうとおり、ほんとうにりこうならもらうけれど、ということでした。 「いや、それなら、このむすめはまったくりこうですよ。」 と、おとうさんがいいました。 おかあさんはおかあさんで、 「まあ、この子は風が通りをふきすぎるのが見えたり、ハエがせきをするのもきこえるんですからね。」 と、もうしました。 「そうですか。」 と、ハンスがいいました。 「エルゼさんがほんとうにりこうでなけりゃ、わたしはもらいませんよ。」 みんなは食卓につきました。やがて、食事がおわりますと、おかあさんがいいました。 「エルゼや、地下室
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
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