末吉安持 · 日本語
全文
原文 (日本語)
なが月下浣の日のゆふべ、
山下岩根垂る水の
玉のしづくに核ぐみて、
かつ熟みこぼし斎ひつゝ、
風に額づく茴香の
あゝ姉妹の二人もとよ。
化石もすらむ秋の木は
骨立ち強に呼吸つまり、
天つ御法のおん宣告に、
拗ねては、櫨も葉こそ縒れ、
孕婦ながら茴香は
優婆夷か、悩む色もなし
伴にはぐれし赤蟻の
飢ゑて足悩ゆむ湿り地に、
憐み顔のおとどひは
茎も軟らに額づきて、
手弱腕にそと乗せつ、
弘誓もさこそ、あゝ茴香。
●図書カード
末吉安持
翻訳状況
待機中ログイン後に翻訳をリクエストできます。
よくある質問
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
無料でご利用いただけます
会員登録なしですぐに読み始められます。さらに多くの書籍と機能は無料会員登録後にご利用いただけます。