萩原朔太郎 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
三人目の患者は、いかにもつかれきつた風をして、べろりと舌をたらした、お醫者が小鼻をとんがらして、『氣分はどうです』『よろしい』『食物は』『おいしい』『それから……』『それからすべてよろしい』そして患者は椅子からとびあがつた、みろ、歪んだ脊髓のへんから、ひものやうにぶらさがつた、なめくじの神經だの、くさつたくらげの手くびだの……。そいつは眞赤の殺人者だ。 ●図書カード
萩原朔太郎
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