原民喜 · 일본어
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원문 (일본어)
四五ニズムも今では想ひ出になってしまったが、ああ云ったものは何時の時代にも何処かで存在してゐるのではないかと僕には思はれる。それで四五ニズムに就いて少し改めてメモを作ってみる。 まづ四五ニズムの語義から明かにすべきだが、これは四五人のグループに於いて自づから相互間に発生した風習又は雰囲気とでも呼ぶべきものだらう。ただし、四五ニズムと云ふ言葉が出来た頃は既に四五ニズムは衰微しかけてゐた。四五ニズムの語源は勿論、四五人会と云ふ言葉から出た。ところで、四五人会と云ふのは四人だか五人だかはっきりしないグループで、時折、四五人会雑誌と称する勝手な回覧雑誌を発行してゐた。その雑誌も第十何号か続いたのだが、今は全部散佚し、紛失してしまって、僕は知らない。 何しろ当時はみんな二十三四の学生で、胎蕩たるものがあった。例をあげるとかう云ふ事がある。僕は三田の下宿でスウェデンボルグを読みかかった。或る夜夢のなかで天馬の呼び声がしたので目が覚めると、枕辺には彼の幻影が遠のいて行くのだ。それ故、僕は天馬と逢ふと早速云った、「君の大恋愛も大変なことになったね、君の霊魂は昨夜夜なかに巣鴨を抜け出して、横浜の女学校の
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原民喜
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