ホワイトフレッド・M
ホワイトフレッド・M · 日本語
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ホワイトフレッド・M · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
グライドが相棒をしげしげ眺めた。あけすけにそうできる単純な理由は、相手が盲人の為だ。とはいえ、切羽詰まってガラクタに手を出したわけじゃないし、自分なりにはっきりと儲けが見えたからだ。 相手のフランク・チェイスモアは、かつて美男子だったに違いないが、後年大事故に会って、乾燥クルミみたいな傷跡が残り、視力も失っていた。 グライドが慎重に言った。 「君の発明品を購入しようと思うんだが」 相棒のチェイスモアは苦笑い。 文字通り、ニューヨークの貧民街で、この変人技術屋をグライドが拾った。グライドの計画は荒唐無稽だったが、地下鉱脈を見る目は敏だった。 技術屋のチェイスモアが答えた。 「ありがとう。発明品を町から町へ米国中売り歩いたのだが、皆笑ったよ。いい機械だがね。私のドリルとモータがあれば二週間で地球すら掘り抜ける。経費は、実質ゼロだ。あのニトログリセリンが爆発さえしなければ、私は成功者になっていただろう。今は目が見えないから子供並だ。おそらく救貧院へ行く羽目になろう。しかしだ、眼が見えないからこそ、秘めた能力で、世間を驚かせる。ただし馬鹿者どもが聞いてくれればだが……」 チェイスモアが怒りの余
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