槙村浩
槙村浩 · 日本語
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槙村浩 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
十二の仮面のような頭蓋時計。肩を垂れ硬張った淫売婦のような白い建物。塀。涸れたレプラの血行路のように交叉する国道白い上っ張りと黒服とが朝から晩までこの中え出入りする彼等はもっとも丁寧に挨拶し、町並の看板のように生真面目であるそして彼等はドルメンの淫売窟えぞろ/″\入って行く傍の板壁には次の青札が懸っている――健康第一! 彼等は出来るだけずぼらに臓腑のめん/\の仕切りえ腰掛け、それによっては時を誰がほんの少し少なく淫売窟で消費したかを自慢し合い、盗んだ余剰価値をより多く盗まれたと愚痴をこぼし合うことをジェストとする 秋の雨上り、常春藤の網目が青く光っていた日、私はこの構内え入って行った白い上っ張りと黒服との坐るべき畳み寝台のない所には、がらんどうな貧しい標本がぼつねんと並んでいた私の訪ねた友はこゝにいなかった、彼は私の訪ねつゞけた間決していたとゆうことはなかったのだ―――252 この方の札はいつでも表返してあるのですよ私は昆虫を他人の臓腑の中から採取している友の異性の友人たちに挨拶をして黙って出て行った 私は出しなに、投げ込まれた新聞と、学生の言葉の一かけを聞いた×(1)后がまた梅毒の小
槙村浩
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