宮本百合子 · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
回覧板への注文 宮本百合子 私のところは、割におうようなので、些細なことで何や彼と廻してくるようなことはありません。 ただ、その表現がなかなか整理されず――つまりは、皆の人によくのみこませようとするのでしょうが、重複したりして煩わしいものがあります。 一番関心を持たせられるのは、お役所などから廻ってくる印刷物に相当ムダがあって例えば“祝い終った、さあ働こう”など、全く言わでものことではないかと思います、まるで“朝になった、さあお起きよう”というのと同じことでしょう、こんな標語をレイレイしく印刷するより、もっと内容を厳選してほしいと思います。 〔一九四〇年十二月〕
宮本百合子
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