ダンテアリギエリ · 日本語
冒頭段落プレビュー
原文 (日本語)
第一曲 かのごとく酷き海をあとにし、優れる水をはせわたらんとて、今わが才の小舟帆を揚ぐ 一―三 かくてわれ第二の王國をうたはむ、こは人の靈淨められて天に登るをうるところなり 四―六 あゝ聖なるムーゼよ、我は汝等のものなれば死せる詩をまた起きいでしめよ、願はくはこゝにカルリオペ 七― 少しく昇りてわが歌に伴ひ、かつて幸なきピーケを撃ちて赦をうるの望みを絶つにいたらしめたる調をこれに傳へんことを ―一二 東の碧玉の妙なる色は、第一の圓にいたるまで晴れたる空ののどけき姿にあつまりて 一三―一五 我かの死せる空氣――わが目と胸を悲しましめし――の中よりいでしとき、再びわが目をよろこばせ 一六―一八 戀にいざなふ美しき星は、あまねく東をほゝゑましめておのが伴なる雙魚を覆へり 一九―二一 われ右にむかひて心を南極にとめ、第一の民のほかにはみしものもなき四の星をみぬ 二二―二四 天はその小さき焔をよろこぶに似たりき、あゝ寡となれる北の地よ、汝かれらを見るをえざれば 二五―二七 われ目をかれらより離して少しく北極――北斗既にかしこにみえざりき――にむかひ 二八―三〇 こゝにわが身に近くたゞひとりの翁ゐ

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